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生きることを諦めないこと

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国立競技場

朝日新聞デジタル

新国立競技場工費 2520億円あったら何ができる?
 総工費2520億円の新国立競技場の建設計画に、ゴーサインが出た。2520億円を1万円札で積み上げると、高さは約2520メートル。群馬・長野の両県にまたがる浅間山(2568メートル)に匹敵する。そのお金で何が出来るか。

 保育園や幼稚園に通う5歳児の保育料の多くが無料になるかもしれない。政府は昨年、5歳児のうちで認可保育園か幼稚園に通う約99万人を無償化するには2797億円かかると試算した。年収680万円未満の世帯に限れば1273億円で実現できる。

 東日本大震災被災したJR大船渡線気仙沼線津波対策などを施したうえで鉄路を復旧するには、計1100億円が必要だとJR東日本は見積もっている。同社は公的支援を求めているが、国は難色を示す。

 開門をめぐって混迷している国営諫早湾干拓事業長崎県)の総事業費は2530億円。ギリシャは、国際通貨基金IMF)への約2千億円の借金を期限の6月末までに返せず、延滞扱いになった。

 経済アナリストの森永卓郎さんは「生活のなかで想像できる金額なら国民のチェックの目も厳しいが、2520億円となると巨額すぎて現実感がなくなってしまう。最近できたマツダスタジアム広島市民球場)の建設事業費は約90億円。新国立がなぜこんなに高くなるのか納得できるよう説明してほしい」と語る。